富士山荘コンサート 2005

8月9日(火) 3時開演


今回のプログラムは、山荘コンサートとしては初めて家内と二人だけでデュオの演奏をしました。前半はシューベルトのアルペジョーネソナタ、美しき水車屋の娘より『さすらい』、『とまれ!』、『聴きたがり屋』、『我がもの』、『狩人』、『しおれた花』、『小川の子守歌』の7曲、そして後半にショパンのソナタというプログラムです。いずれも美しく情熱的なソナタの名曲、また歌曲をチェロで歌うという試みはいかがでしたか?

今年も夏の山荘コンサートにようこそおいでくださいました。毎年いらしてくださるお客様、今年初めていらしてくださったお客様、ありがとうございます。今日はことのほか小鳥や虫の声がよく聞こえてきて、山荘コンサートならではの雰囲気をお楽しみいただけるのではないでしょうか。

いつものように庭にパラソルと椅子を置き、窓を開け放った部屋での演奏を外でお聴きいただきました。途中でわずかに雨がぱらつきましたが、暑からずちょうどよかったようですね。『囲いの外は特等席!』とおっしゃってくださったお客様はクロスクラブのオーナー、山口さんご夫妻です。わざわざ東京からいらしてくださいました。
アルペジョーネソナタは私の母が大好きだった曲、私がチェロを始めた10歳の時、最初に母が買ってくれたLPがP・フルニエ演奏の“アルペジョーネ”でした。

今はまず演奏されない楽器アルペジョーネはシューベルトの時代にほんの短い期間流行ったようです。シューベルトのこの曲によってその名は永遠に残ることになりました。音域が広く跳躍も多いのでチェロで演奏するのはなかなか難しいのですが、美しい旋律はチェロの音色にぴったりです。


『美しき水車屋の娘』はシューベルトの歌曲集の中でも親しみやすい作品です。若い粉挽き職人の失恋物語をあらすじ風に7曲選曲して演奏しました。言葉を持たないチェロの歌は、かえって微妙な心の内を表現しうるのではないかと思います。

ショパンのソナタもフルニエのLPが好きでよく聴いていましたが、初めて演奏したのはわりあい最近になってからでした。2002年に天皇皇后両陛下のお招きをいただき皇居にお伺いしたおり、皇后様のリクエストでこのソナタの第3楽章Largoを皇后様のピアノでご一緒しました。そんな思い出もあり大切なレパートリーの一つです。
今年はコンサートを1時間早く始めたので、あとのパーティーも明るいうちにゆっくり楽しむことができました。御殿場からの皆さんは山荘コンサートの常連、毎年大勢でいらしてくださいます。

皆さんがお持ちくださった太巻きやローストビーフ、畑から取り立てのプチトマトやブルーベリーなどたくさんのごちそうが、我が家で用意したものよりもたくさんになってお腹いっぱいいただきました。皆さんありがとうございました。
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