季節のページ

季節ごとの植物や風景など、出会った喜びを残したいと思います。


2009年12月21〜23日 富良野のクリスマス

これまでに2回コンサートをさせていただいた南富良野のログホテル・ラーチにこのクリスマスに初めて家内と二人で呼んでいただきました。富良野在住のピアニスト菅さんのご紹介でいつもさせていただくので、ピアノは菅さんご自身が演奏されることになっていました。とてもすてきなところで私がひとりで楽しい思いをするので、家内はいつも羨ましがっていました。一度連れて来たいと思っていたら、一緒に演奏の機会まで頂けて大喜びでやって来たというわけです。

新婚旅行のとき初めて二人で来た北海道、その後一緒に来たのは2006年の夏、一穂の進学を考えての家族旅行でした。レミやヴィヴォがうちの家族になって以来、家を留守にしづらくなったことも理由の一つで、なかなか家内と旅行する機会は持てなかったので、今回の旅は話をいただいたときからとても楽しみにしていました。
到着した晩から雪が降り、辺りは一面銀世界になりました。もっとも北海道にしては気温が高く、雪があまりさらさらとは言えなかったのがちょっと残念。でも快適な部屋や窓から見える幻想的な風景は家内にとって夢のようだったでしょう。

年に数回、私の仲間たちが交代で呼んでいただいてコンサートをしています。私は2007年3月2008年8月に呼んでいただいて今回が3回目。しかもクリスマスの季節は初めてなので楽しみです。ホテルの中には至る所にクリスマスの飾りがあって、外の雪景色とともにすてきに我々を迎えてくれました。
このホテルで何と言ってもすばらしいのがお食事です。特にディナーはシェフの気持ちの籠もったご馳走が次々登場します。見た目にも美しく、味は最高。やや和食的な趣味も含んだすてきなメニューに家内も大満足。
21日のディナー

お料理をクリックしてみてください。
翌朝、夜通し降り続いた雪が深々と積もっていました。ホテルの屋根は暖房で暖められるのでつららが長く下がっています。

今日は朝食後リハーサル、夜は本番です。
ホテルのレストランは太いログで囲まれ高い天井とゆったりした空間のおかげでとてもいい響きです。窓の外には雪景色、すばらしくロマンチックな雰囲気です。

家内とのデュオは学生時代からずっと続けてきました。二人の手の内に入った曲はもちろん、初めての曲に一緒に臨むときもいつもお互いが心強いパートナーと感じています。演奏の喜びをいつも分け合ってきたことが我々の幸せな足跡となっていて、今もこれから先も歩んでいく道を確かなものにしています。
日も暮れて本番の時間になりました。

曲目はドビュッシーの小品、『美しき夕べ』と『ロマンス』、フランクのソナタ、ショパンのチェロソナタからラルゴ、ファブリツィオ・カルローネの『ポメリッジョ』、プッチーニのオペラ『ラ・ボエーム』から『冷たい手』と『私の名はミミ』。

ドビュッシーの2曲やオペラのアリアはオリジナルの歌の楽譜からできるだけ忠実にアレンジしました。言葉を表せない器楽でいかに言葉に負けない表現するかは私のいつも考えることです。
本番が無事に終わり、お客様にも喜んでいただけたようです。着替えてほっとしたところで二階のラウンジで遅くまで打ち上げをしました。菅さんご夫妻にはいつもとてもお世話になりますが、今回も本当に楽しい思いをさせていただきました。ホテル・ラーチもシェフを始めスタッフの皆さんがとてもよくしてくださるのでとても居心地がいいんです。
翌朝は気持ちよく目覚め、ゆったりした気分で朝食。すっかりお世話になった菅さんご夫妻とご一緒しました。

ご夫妻とも出身は北海道ではありませんが、今ではすっかり地元の方々の中に溶け込んでいます。お二人の人柄がみんなから愛されるのだと思います。
空港へ行くのにホテルを早めに出て、菅さんが雪の中をドライブ、ラベンダーで有名な富田ファームにも寄ってくださるそうです。

ホテル・ラーチのスタッフが見送りに出てくださいました。初めてお会いして以来、行くたびに再会がうれしい方々です。
2006年夏に家族で訪れた富田ファームは一面雪の中でした。たっぷりの水と栄養を蓄えて、きっとまた夏にはラベンダーを始め色とりどりの花が咲き乱れることでしょう。

いつの季節に訪れても楽しい思いに浸れるのは、北海道の雄大な景観と、我々を迎えてくださるすばらしい方々があってこそだと思います。今回もとてもたくさんのすてきな思い出を作ることができました。また来たいと思います。

MY FAMILY &
PHILHARMONIEKAMMERENSEMBLE
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