季節のページ

季節ごとの植物や風景など、出会った喜びを残したいと思います。


2011年 富士の夏 コンサート

東京が猛暑になった8月9日、富士の山荘へ。久しぶりだなぁ。なんだかこのところ脚が遠のいて、去年の11月以来来ていなかった。3月には大きな地震があって、山荘に大きな被害はなかったと管理事務所から連絡を貰ったけれど、玄関の煉瓦の壁に大きなひび割れがあったし、庭の敷石にも浮いたところがあったりして、やっぱり大きな地震の影響はあちこちにあったみたい。関係あるかどうかわからないけれど、今年は野イチゴが少ないなぁ。いつも必ずママが苺摘みをしてジャムをにてくれるんだけど、今年はおいしくない別の苺が目立った。ハクサンフウロが可愛い小さな薄紫の花を咲かせる場所があって、散歩しながらそれを見るとレミくんやヴィヴォを連れて来ていたいつもの夏を思い出すんだ。でも今年はハクサンフウロの姿をほとんど見られなかった・・・
7月半ばからオケと室内楽の本番が立て続けにあって、かなりたいへんだった。子供オペラ『パルジファルと不思議な聖杯』が新国と高松、西宮の地方公演も含めて9回、室内楽は芸大の同級生たちとチャリティコンサート2回、フィルハーモニーカンマーアンサンブルのオペラシティ定期公演が8月2日、3日にはオペラシティコンサートホールでミュージックシャワー『音楽のたまて箱』、8日に八王子の教会チャリティコンサートでシューベルトの弦楽五重奏曲、そして山荘へ来てこれから2つのコンサートだ。実際怒濤のひと月だったから、ここのコンサートを控えているとは言え、山荘へ来て山の空気に浸ったらなんだかとても解放されたようなうれしい気持ちになった。

朝の散歩のとき久しぶりに静かな山の日の出を見た。
11日、コンサート前日にメンバーがやってくる。

今年は昨年に続いて青木洋也さんと藤崎美苗さん、それに初めて洋也さんの奥さんのリコーダー奏者、明日香さんが加わって、僕たちはスピネットとチェロで主に通奏低音。それに今年は美苗さんが新婚なんだな。ご主人はアマチュアコーラスでバリトンを歌っている。夏休みの日程を合わせて来てくださることになった。楽しみ!

洋也さんたちは渋滞、美苗さんたちは列車に乗り遅れなどあったけれど、ちょうどいい具合に洋也さんたちが河口湖駅で美苗さんたちをピックアップしてくれて、みんなが到着すると山荘は一気ににぎやかになった。ひと休みしたところで練習開始。能率よく練習をはかどらせて、夜は前夜祭。おいしく楽しく食べて飲んで・・・明日またね。美苗さんたちは夜道を歩いて極近のホテルへ。

12日、コンサート当日。朝食のあと洋也さん、明日香さんと我々が先に練習を始める。グレバーの『ある晴れた日に』。リコーダーが小鳥の歌声を模して失恋の歌に絡んでくる。主人公は失恋しても恋をしたことを後悔しない。最後は結婚式で踊られるガヴォットのリズムに乗せて明るく歌う。
ホテルからは距離は近いとは言っても強い日差しの中を歩いて来た美苗さんたち、汗びっしょり。それでもめげずに練習練習。

美苗さんと洋也さんのデュエット、バッハのカンタータ78番から『弱くともたゆまぬ足どりで』終始ピッツィカートのチェロとたゆまず動き続けるスピネット。なかなか難しい曲だけど、歌はちょっとヨーデルのようで聴いていると楽しいなぁ。
バッハのカンタータ167番から『神の御言葉、それは欺かない』はデュエットにリコーダーが加わる。

通奏低音はまだ僕たちにとっては経験が浅く難しい。でもだんだんにその楽しさにはまっていく。言葉を見ながら音符を追う。歌詞の理解が大切。今まで以上に声楽曲が面白くなってきた。
今回はリコーダーについて明日香さんが話をしてくれる。僕たちも見たことのない様々な種類のリコーダーを持ってきてくれた。一番お客さんの関心を惹きそうな楽器はコントラバスリコーダーだろうな。
パーティの準備もしておかなきゃ。大丈夫、一番手のかかるポークの肩ローストマト煮込みは早起きして仕込んでおいたから。前菜やデザートもママが作ってくれるし、今年も義妹のゆこちゃんとオペラシティの弓本さんも手伝いに来てくれる。御殿場のお客さんはもうすっかりお馴染み、勝手知ったる山荘だから持ってきてくださるお料理もどんどんテーブルに並べてくださる。今年も豪華になりそうだな。

デザインの美香さんからはいつものようにドリンクが届いた。チラシの色と合わせたドリンクが選ばれてるところが美香さんだなぁ。
あわただしい準備のあと、もうお客様が次々見えて、コンサートが始まった。

バッハ カンタータ78番『イエスよ、汝はわが魂を』からデュエット『弱くともたゆまぬ足どりで』

バッハ ヴィオラダガンバソナタ第一番

トーマス・アーン『グリーンウッドの木の下で』

モーツァルトの幼少の作品から メヌエット、ロンド、アレグロアパッショナート

ジャコモ・グレバー『ある晴れた日に』
後半は明日香さんが7本のリコーダーを見せてくれた。特に一番大きなコントラバスリコーダーにはお客様から感嘆の声が挙がるほど。引き続きアンナ・ボンのリコーダーソナタ第一番。

ヘンデル『揺れ動く波の輝きは』

バッハ カンタータ167番『諸人よ、神の愛を讃えまつれ』よりデュエット『神の御言葉、それは欺かない』
いつもいらしてくださるお客様、初めてお出でくださったお客様、ありがとうございました。今年も楽しいコンサートができました。このコンサートがいつまでも続きますように。乾杯!

回を重ねて毎回楽しさも増す。人の和が広がっていく幸せ。
翌日はゆっくり朝食。昨夜の残りもたっぷりあるから朝から大ご馳走。今日はコンサートが夜だから時間もたっぷり、気分的にものんびりだな。
午後はクラブハウス横で開催されるSL乗車会を見に行った。
夜のクラブハウスコンサートも盛況で、演奏も上々、今年も楽しいコンサートができた。しかも、フィルハーモニーカンマーアンサンブルがさらに発展!?ちょっと楽しみな構想が湧き、あっという間に実現へ向けて動き始めた。さぁ、何が起きるか、お・た・の・し・み・に!

MY FAMILY &
PHILHARMONIEKAMMERENSEMBLE
季節のページindex