季節のページ

季節ごとの植物や風景など、出会った喜びを残したいと思います。


2013年3月2日 大雪の富良野 ログホテルラーチコンサート

前回2011年11月に菅さんとコンサートをさせていただいたのが僕にとっては4回目、今回は5回目になります。今回は初めてヴァイオリンの青木高志くんとピアノトリオを演奏します。

3月の月初めに来たのは初めて訪れた2007年以来2度目。あのとき初めて見た北海道のパウダースノーの印象は明るく美しい限りでした。でも今回は激しい地吹雪で視界が閉ざされ、雪の中で立ち往生した車や人が遭難するという事故が富良野でもあったほどでした。

この土地の季候に慣れていない我々は、車から見る雪の様子を何の恐怖感もなくいつも通りの雪国の冬景色なんだろうと思って眺めていました。
ホテルに着き、いつもながらシェフのすばらしい料理で夢のような時間を過ごしました。
翌朝目が覚めて窓の外を見ると、かつて見たことのない深い雪に埋もれた景色がありました。向こうに見えるコテージまででも行くことが困難な程の積雪、しかもまだまだ雪は降り続いていました。

朝食のとき、食堂の前のテラスには野鳥が餌を食べにやってきます。
食事のあと、支配人の佐々木さんが車で僕たちを案内してくださいました。途中の景色は前日にも増して激しい雪と風で霞んでいました。
佐々木さんが連れて行ってくださったのはチーズのおいしいレストラン。中へはいるのもこの雪を踏んでいかなければなりません。
暖かく明るい店内ではラクレットがお薦め。大きな丸いチーズを半分に切ったものを、上に被せた樋のような形の電熱器で溶かし、柔らかくなったところを削り取ってパンまたはジャガイモに載せていただきます。ワインでも飲みながらいただきたい料理ですが、このあと本番ではそうも行きません。

ホテルに戻ってリハーサル。今回はフォーレのピアノトリオをメインに、モーツァルトのピアノトリオK.564とそれぞれが小品などを弾きます。
リハーサルのあと、おいしい和食のお弁当をいただきます。
本番 フォーレ ピアノトリオ

これまで我々はあまり演奏しなかった曲でしたが、すばらしく響きの美しい曲でした。
翌日、一面の深い雪と青空、沸き立つ雲と輝く太陽を見ながら、佐々木さんが空港までドライブしてくださいました。途中で見かけた夢のような景色。

昨夜のコンサートのあと、お客様を送り届けるためにマイクロバスで出た佐々木さんも、途中地吹雪に遮られあわや遭難という危険もあったと聞き、あらためて自然の恐ろしさを思いました。

MY FAMILY &
PHILHARMONIEKAMMERENSEMBLE
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