乗馬日記
夢だった乗馬…ついに現実に!富士の山荘の直ぐ近く、Paddy Fieldに入会。


2007年2月12日〜14日 足踏み

メンバーズウィークに休みが重なったので、ばっちり乗馬三昧にしてやろうと目論んだ。一穂も入試休みで出寮となったからちょうどいいや。3日間まるまる乗るつもりで前日のカサロヴァのマチネのあとの夕方に出てきた。途中、調布のロイヤルホストで食事をしてのんびりと山荘に向かった。しかし今日のカサロヴァはすばらしかったなぁ。特にヘンデルのアリオダンテからのアリアはものすごく感情がこもっていて、歌っている横顔を間近で見ながら弾いていたらほんとに涙がこぼれそうになった。オケをやっててよかったと思える瞬間を体感した。

山荘は冷えていたけど、ストーブを点けてみんなでわいわい言ってたらじきに暖かくなった。少しばかりワインを飲んでから明日に備えて寝た。

翌朝、一穂と早起きをしてレミとヴィヴォを連れて散歩に出る。細い月が高いところに見えている。富士山は黙ってじっとそこに立っていた。
散歩から帰ってコーヒーを淹れる。みんなでゆっくり朝食。さて、そろそろ行くかな。

10時過ぎ、パディに着くとすでにかなり混んでいた。あ、巷は連休だったんだな。受付に行くと、かなりいっぱいで馬待ちになるかもと言われた。いいさ、こっちは時間はいくらもある。みんなは連休最終日だろ、こっちは3連休初日だ。もっとも一穂は明日には寮に戻らないといけないから、午後には送って行かないとだな。

厩舎に行くとNAKADAIさんと久保田さんがいて、馬を用意してくれた。『今朝は忙しいね』と言うと馬も全部出てるとのこと。さすがに馬場も混雑してるなぁ。

ママはリボン、一穂はカズちゃん、僕はジュリアンに乗る。ジュリアンは前に乗ったときお尻にGONN!という痛い思い出がある。今日はそうならないようにうまく乗りたいねぇ。
鋭い注意を連発する千尋さん。

千尋さんのレッスンは主に一穂がほかのお客さんと一緒に受け、僕とママは適当に馬場の中で自分のペースで練習する。今日は馬もだけどスタッフも総動員してレッスンや外乗ガイドに追われている。それでレッスンではなく我々のように適当に馬場練習している人もいた。蹄跡はレッスン優先で、こちらは馬場の内側を使う。

前回注意を受けた姿勢のこと、内側に傾かないことに気をつけながらコースを正確に取る練習をした。目標物を定めてまっすぐに進み、隅角を曲がるときも45度ずつ2回に分けてタイミングを合わせるようにした。軽速歩の手前を合わせることもうまくできた。ジュリアンは頭のいい馬だから、こちらが意思をはっきり持つと実に正確に動いてくれる。
今までこんなに馬場が混んでいたことはない。自分のコースをよく見定めて、誰かと行き違うときはどちらに避けるべきかとっさの判断と的確なコントロールが必要だ。その意味ではいい練習になったとも言えるか。でも中には気が立っているのか、跳ねたり後肢を蹴り上げる仕草をする馬もいた。よほど気をつけないと馬同士のいざこざも起きかねない。

一穂は一鞍で降りたが、我々は引き続き乗っていた。二鞍を休みなく乗ったのは初めてだ。いつもなら一鞍はあっという間なのだが、二鞍を続けると思ったより長く感じた。混雑した馬場でほかの馬に気をつけながら乗るから余計に疲れたのかもしれない。今日は二鞍だけでやめておくかな。この鞍を終えたら切り上げよう。

切り上げるについては、まあ明日も一穂を寮に送る前に午前に一鞍は乗れるだろうという気があった。しかし一穂は乗馬を楽しんではいるが、せっかく休みに山荘に来たんだから散歩したりのんびりもしたいと言う。そうか、ちょっと我々は馬にばかり気持ちが行き過ぎていたな。ここは少し一穂の気持ちも考えて、明日はのんびり過ごすことにしようか。なに、我々にはまだ明後日があるんだ。
ママはもう少し乗りたかったようだけど、今日は終わりにしようよ。

河口湖のいつものスーパーに買出しに行く。昼のためのパン、フライドチキン、サラダなどと夜のすき焼きの材料を仕入れて山荘に戻った。遅い昼食を済ませて一休み。それから僕はチェロの練習だ。今回はチェロも持ってきた。というのも、この休みの翌日からは定期の練習が始まるから、その譜読みをしなければならないし、5月にクロスクラブで弾くバッハの無伴奏組曲4番は暗譜のためにも毎日弾く必要があるんだ。やっぱり今日は二鞍でやめておいてよかったな。

夜、盛大にすき焼きをする。一穂、今夜は楽しい夢を見て、明日も早起き散歩しような。
今朝もいい天気。富士山が朝日の昇る前に下から照らされて斜め上に向かって影が見える。今朝はことのほかはっきり見えた。レミとヴィヴォを連れてグランドまで上がろう。このところいつもパディに早く行きたいもんだから、朝の散歩もショートだった。一穂が寮に帰るまで今日はのんびりしようと決めたから、ゆっくり一穂と話をしながら上がって行った。南アルプスの雪山が朝日を浴びてくっきりと見えていた。

朝食を楽しみ、僕は少し練習をする。夕方6時の門限に間に合うように送って行かなければいけないが、それまではのんびりと過ごした。なんだか久しぶりにゆったりした気がするな。どうも我々は遊ぶのでもつい全力で向かってしまうんだな。

一穂の学校へは、上野原で中央道を降りて甲州街道、藤野から陣馬街道で行く。細い山道の陣馬街道で和田峠を超え、恩方へ下って聖パウロ学園に着いた。寮生の友達がすでに帰っていた。みんなもう完全にここが家になっている。点呼があって食事までの自由時間、仲のいい寮生のSくん、Yくんと我々もおしゃべりして過ごす。

んじゃ、元気でな。別れて我々は甲州街道を再び山荘に向かった。
休暇の最終日、今日はママと二人だから思う存分乗ってやろうと思って起きた。あれ?なんと外は土砂降りの雨!えーっ、夕べは星も出てたのになんで雨なんだよ。予報を聞けば一日雨、しかも時間を追ってひどくなり雷も鳴るとか。だめだぁ、こりゃ。結局メンバーズウィークの3日間でたったの二鞍しか乗れなかったよ。おかげでチェロもよく練習もできたからよしとするか。また次回に期待しよう。通算僕は35鞍、ママが32鞍、一穂は7鞍、3頭目。
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