乗馬日記
夢だった乗馬…ついに現実に!富士の山荘の直ぐ近く、Paddy Fieldに入会。


2007年3月14日 初の3時間外乗 SUNNY FIELD初訪

初めてパディに電話をしてクラブの入会を申し込んだとき、電話口に出てきたのが福田さんだった。はっきりした声と話し方がいかにも男らしく気持ちよかった。乗馬について何も分からず、とにかくやってみたいという気持ちだけで電話したが、すっかりやる気になってしまった。

初めてパディで乗った昨年の9月28日、ウェルカムパックで馬場での講習のあといきなりの2時間外乗。そのときのガイドが福田さんだった。初乗りで山道は少しばかり緊張したけれど、福田さんの話は楽しく興味深かった。

明野に外乗専門のパディの姉妹クラブ、ウェスタントレイルライドクラブがあって、少し乗れるようになったら行ってみたいと思っていた。それが今年2月にSunny Fieldとして新装オープンした。福田さんがそのオーナーになった。3月末までのキャンペーン中にぜひ行かなきゃと思って、ついにこの日実現した!
中央高速で大月から河口湖のほうへ行かず甲府方面へ行くのはずいぶん久しぶりだ。以前はよくオケの旅行に車で行ったし、行き先も東名より中央の沿線が多かったから頻繁に通った。笹子トンネルを抜け、甲府盆地へ下りて来るとまず圧倒されるのが白根三山と鳳凰三山、甲斐駒などの南アルプスの堂々たる山並み。特に北岳、間ノ岳、農鳥岳の白根三山は真っ白に雪を頂き近づきがたい厳しい表情を見せている。でも、かつてあの雄大な山々をママと二人で縦走したんだ。

さらにしばらく走ると八ヶ岳が見えてきた。こちらはまたごつごつとした山容。昔話では富士山より高い山だったのを富士山が怒って投げ飛ばしたもんだから割れてあんなふうになったんだそうな、、、

甲府昭和を過ぎて韮崎で高速を降りる。右へ出てしばらく山道をうねうね走り、信号が二つくっついてあるところの向こう側のほうを左折。フラワーセンタの正面を過ぎ、次を右折、三叉路を真ん中に進むとすぐにサニーのところにたどり着いた。すぐによく日焼けして髭の伸びた福田さんが笑顔で迎えてくれた。愛犬クリスも一緒に。なんだかふたり(!)とも精悍になったなぁ。
白い柵に囲まれた小さな馬場、『受付FRONT』という赤い看板とキャンピングカー、樽などとてもワイルドな雰囲気がいい。目の前に鳳凰三山(写真一番上)、右手に八ヶ岳(写真上)、左手にはやや林の陰ではあるけれど富士山が見えている。

馬たちは?受付のすぐ横の馬場の上にもうひとつの馬場、その奥の少し下がったところに放牧場が柵で3つ作られていて、ハチモサリンちゃんミルクオーロラがのんびり放牧されていた。クリスが馬たちのそばや我々の後を付いて自由にしている姿がとてもいいのでレミとヴィヴォも放してみた。はじめはあちこち点検したりクリスのにおいを嗅いだりしていたけれど、そのうち自分たちもすっかり自由を楽しんで駆け回るようになった。
外乗に出かけるのは1時頃だからまだ充分時間がある。朝もちゃんと食べずに出てきたからお腹が空いてきた。近くにイタリアンのおいしいレストランがあると聞き、行ってみると素敵なログハウス。ラン・ガーラ、とても感じがよく、ワインやシェリーがいろいろ豊富にあるみたい。うーむ、これは今度は泊まりで来ないとかな。毛布で作ったエプロンのようなひざ掛けが、寒冷地ならではの心遣いでありがたかった。

僕はパルメザンチーズのクリームスパゲッティ、ママはランチでチキンのグリル。ミニサラダ付きというけど、とんでもない。充分立派なサラダが出てきて、いろいろな野菜がいずれも新鮮で、生ハムまで添えてある。パンは素朴な味がとてもおいしい天然酵母パン。スパゲッティはたっぷりチーズの入ったクリームを絡めて実においしかった。チキンは言うに及ばず、付け合せの赤ピーマン、ジャガイモ、ナスも素材のおいしさが生かされていてすばらしいお味。食後のコーヒーも深い味わいで完璧だった。それにお値段もびっくりの安さ。うん、絶対また来よう。写真撮ればよかったなぁ。気に入ったお店はそのお料理を写真に撮ることにしてるのに。

後で聞くところによると、ご主人はソムリエだとか。どうりで店内にはワインの本が置いてあるし、ラベルのコレクションや絵が掛かっていたわけだ。

お店の写真がないので仕方ないから、鳳凰三山の地蔵岳のオベリスク。超望遠、、、関係ないけどなかなか迫力でしょ。
いよいよ外乗に出かける。ママはりんちゃん、僕はミルク、福田さんはハチ。馬場で少し慣らしをした。このところパディでは雨にたたられ、雨が上がっても馬場が凍ったりでやや足踏み状態。駈歩などはほとんどやっていない。慣れない馬でもありちょっと緊張。ちょっとママが落っこちそうになる場面があったけど、まぁ無事に済んだので、さぁ、いざ出発!クリスは受付に座ってお留守番。福田さんが『お客さんが来たら引き止めておけ。電話が鳴ったら出るんだよ。』『・・・・・』

とにかくここは間近に鳳凰三山、八ヶ岳が見え、広大な景色を堪能できるのが魅力。それにコースでほとんど人や車に会うことがない。常歩、速歩、駈歩を織り交ぜて、まず目指すは千本桜。先頭のハチにりんちゃんはしっかり付いて行く。ミルクはマイペース。いつも少し距離を置いて行く。福田さんは『あまり細かいことを気にせず、馬に任せて。外乗は馬場と違うから、あちこちきょろきょろして下さい。』

福田さんから問題、『馬に乗るとき馬のどこに乗るでしょう?』そんなの背中に決まってるけどそんな答のわけないよなぁ。この質問の意味は、、、あぁ、たぶん、と思ったところで『答は頭に乗るんです。』やっぱりな、そうじゃないかと思ったんだ。馬は考えてる。力は人間の比じゃない。とうてい力で敵わないやつに乗ろうってんだから、彼らがこっちに従って行こうというように思わせないといけないんだよな。彼らの頭をコントロールしてこっちの意志に従った行動をするようにするということが、つまり『頭に乗る』ということなんでしょ。
千本桜公園。桜の季節にはさぞや素敵だろうと思う。また新緑もいいだろうなぁ。雄大な景色と自然のままの植物。手入れをされていないからこそいいなぁ。人もほとんど来ないらしい。記念撮影してしばし休憩。

来た道を途中まで戻って、また別の道へ。上り坂の林道を一気に駈歩。初めのうちは顔がこわばったりしたが、だんだん慣れてきた。歩調が変わってもリンちゃんはいつもハチに付いていく。ミルクはいつも遅れがち。福田さんがママにはちょこちょこと大切なポイントを教えてるらしいけど僕にはよく聞こえないときが多いなぁ。まぁ、いいや。習うより慣れよう。
下り坂はゆっくり常歩。視界が開けると八ヶ岳や鳳凰の山並みが迫力ある姿を見せる。遮るものもない広大な景色はすばらしいけど、風が強い日はたいへんだね。実際我々が来る前数日はかなり砂嵐状態だったらしいや。今は特に畑も作物がなくて赤土が乾燥してるからたまらない。そんな日にはゴーグルはめて防塵マスクして、馬の代わりに駱駝の方がいいかもね。
こんな景色の中で暮らしてたら人間が変わるよなぁ。結構都会から抜け出して移ってきた人もいるのかなぁ。新しい洒落た山小屋風の家がときどきあって、ちょっと羨ましいかな。

左手にサニーをやり過ごしてさらに緩斜面をずっと下っていく。これは最後のロング駈歩のためにスタート地点に向かってるんだ。向きを変えて位置に着く。さぁ、行くぜ!武田の騎馬軍団、敵陣目指して討ち入りだぁ!緩い登りは馬も走りやすいらしい。ぐんぐんスピードに乗っていく。豪快!
初めての3時間外乗はかくして無事終わった。サニーに戻ると留守番のクリスが駆けだしてきた。ちゃんと留守中は番をしていたんだ、偉いねぇ。レミとヴィヴォは車の中できっと騒いでたんだろうな。

腰や背中がかなり凝った感じはあったし、馬から下りるとき少しばかり膝が痛かったけれど、大丈夫。楽しかった。銜を外し無口頭絡に付け替え、鞍を下ろして放牧場に牽いていく。お疲れさまだったね。よく歩きよく走ってくれたミルクとリンちゃんにありがとうをして放牧場に放してやった。ミルクは早速ひっくり返って背中スリスリを始める。クリスが周りを回って大騒ぎ。

レミとヴィヴォももう一度放してやると、閉じこめられた鬱憤を晴らすようにあたりを駆け回る。久しぶりによく駆け回って、今夜はよく寝るだろうね。

最後にママは福田さんからホワイトデーのプレゼントをもらっちゃった。ママからはチョコレートもあげてないのに。

福田さん、今日は楽しい一日をありがとうございました。また来たいなぁという気持ちを抱いてサニーをあとにした。明日明後日はパディで久々の高橋師匠のレッスンだ。アメリカでの武者修行から帰ったばかり、手ぐすね引いて待ってるかな。

続いてステップアップ!へ。
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