乗馬日記
夢だった乗馬…ついに現実に!富士の山荘の直ぐ近く、Paddy Fieldに入会。


2007年3月27日 乗馬父子

4月11日のオペラシティpartUがかなり近く視野に入ってきた。オケの方は新国のオペラで初めてプッチーニの『西部の娘』をやるんだが、その練習初日は29日、明後日だ。譜読みはまだ終わってない・・・んだけど、ぎりぎりなんとかなるかな。せっかく一穂が久しぶりにカルマンに乗りたいと言って、それにパディにも行くと言うんだ。とーちゃんとしては一穂の気持ちに添いたいよ。

前日は軽井沢で5月の連休にある現地のジュニアオケとの合同コンサートに備えての講習があった。新幹線のおかげで軽井沢も近くなった。夕方帰ってくると一穂と友達ふたりでピザを作っていた。春休みに友達と一緒にピザを焼いて喰うという計画を聞いていた。皿に載り切らない巨大なピザがお盆に載ってテーブルに運ばれる。みんなでわいわいと楽しく食べた。いいねぇ、こういう友達との時間は。

というわけで夜は結構遅くなったけど、朝は早起きしてレミとヴィヴォの散歩をし、埃まみれのカルマンを久しぶりに洗車する。一穂も起きて準備完了。エンジンは大丈夫、ちゃんとかかった。7時過ぎ、ヴィヴォを乗せて出発。

10時前にパディに着く。たぶん泊まった人たちかな、早々と馬場に2人出ていた。彼女らが外乗に出てしまうと馬場は広々と誰もいない。今日は僕は高橋さんに、一穂はカオリンさんに、それぞれ個人レッスン。
僕は前回に続いてBJ、一穂は初めてのリボンに乗る。

馬場の林側半分を一穂、手前側半分を僕が使って(贅沢!)ともに輪乗りで始める。BJはこの前より親しく、始めから楽な気分で乗れそう。まずは常歩でゆっくり輪を描く。馬場のちょうど半分のラインに接する輪になるように大きく回って行く。まずその日の馬の反応を確かめるのが大切。指示通りの動きをするか、方向は正しく取れるか・・・だいたいラインが決まってきたら軽速歩。この前はBJの反撞が少ないので正反撞を主にやっていたけれど、今日はきっちり軽速歩をやる。時計回りから反対回りに切り替えてペースを作る。

気が散ったりしたら強めの扶助を出して気持ちをこちらへ向ける。ペースが安定していい動作ができてきたところで、一度止まってゆっくりの常歩へ。これは休みを与える意味で、ゆったりしたペースのまま。馬は、前の動作がそれでよかったから楽にしてもらえたんだと理解する。やってはいけないのは、動作がいけないままであきらめて休みにしたり、いい動作のまま長く続け過ぎて、馬が疲れて乱れ始めてから休みにすること。これでは馬はいけない動作でも休めると思ってしまう。

馬対自分の頭の駆け引き、負けるわけには行かない。

BJは意外に恐がりなところがあって、音や何かの動きにとても敏感なんだ。この前も停まっていたマイクロバスやヘリコプターの音に挙動不審に陥った。今日も掃除をしているお父さん(千尋さんの?)や犬が気になって、急に逃げ出すように駆けだしたことがあった。そんなときは片方の手綱をぐいと引いて小さく輪を描くように誘導してスピードを落とす、と教わった。幸いBJは僕の声に反応してちゃんと止まったからよかったが、もしパニックになって止まらないときは小さな輪に誘導する方が有効らしい。
一穂は2月のメンバーズウィークに一鞍乗って以来だけど、初めて乗るリボンにしっかり乗ってるようだな。リボンは僕も好きで結構何度も乗った。反応がよく、大きな体で乗って安心感があるんだ。

一穂の乗る姿勢はなかなかかっこいいよ。今日はもう僕のチャップスやキュロットじゃなくて自分のお気に入りのファッションで乗ってる。正月に外乗にいったとき前を行く姿を見て思ったけど、軽速歩にしても駈歩にしても力が抜けてて自然な動作なんだよなぁ。パディで見てても、よほどベテランの人はともかく、まだ数鞍しか乗ってない人でこんなふうに乗れる人はいないよ。

僕は今日は高橋さんが輪乗りできっちりレッスンしてくれて、なんかかなりレベル高くなってきたぞと思っているんだが、一穂もいつの間にかしっかり輪を描いてるじゃないか。カオリンさんのレッスンを楽しそうにやってるのを横目で見ながら、僕もできるだけ正確に輪を描く。うまい人を見ると少なからずライバル意識が芽生えるものだが、一穂にはひたすらうまくなって欲しいと思う。かっこよく乗ってる姿は親として誇らしい。
今までは駈歩の合図を出すのに少し前から何か気を引くようにしていたけれど、今日はなにもしないで緩やかに常歩させて置いて、ここぞというときにさっと外方脚と舌鼓で合図を出すようにと師匠の指示。

駈歩の手前ということを少し教わった。軽速歩の手前と違ってこれは馬の動作のこと。回る方向に合わせて右回りは右手前、左回りは左手前という。それを外方脚で合図する訳なんだが、BJは駈歩はすぐにやるけれど実は右手前があまり得意ではないんだ。左回りはうまくいくのに、右回りの時もどうしても左手前になっちゃう。これは僕の問題じゃなくてBJが間違えてるんだと高橋さんは言うけれど・・・『とにかく今はまだあんまり手前が正しくなくても気にしなくていいです。ただ逆の手前の時の揺れを覚えて正しい手前の時との違いを区別できるようになることです』と。

どうもその違いもまだよく解らないんだなぁ。だいたいいつも右は逆手前なんだ。正しい揺れはまだあまり体験してないよ。

何度か右回りの駈歩をやって、ほとんど正しい手前はなかったんだけど、一度途中で何かに蹴躓いたみたいになって速歩になったあと駈歩に戻ったら正しい手前になった。『今が正しい手前です!続けて!』うーむ、これが正しい手前の揺れか。と思ったけど、正直なところまだ違いはよく解らなかった。

手前が違ったままじゃまずいよなぁ。と思っていたら、何度目か逆手前が出たときにすかさず『一度速歩にしてすぐまた駈歩をさせて!』『また反対!もう一度!』『まだ、もう一度!』・・・5回目くらいにやっと正しい手前になった。『はい、それで合ってます。そのまま駈歩!』しばらく駈歩のあと一旦止めて楽にする。一呼吸してもう一度トライ、『また反対!速歩!駈歩!』今度は2度目にうまくいった。BJ、正しい右手前、少し思い出してきたかな。
馬場をふたりで占有して二つの輪を描いている。ちょうど半分の線に接する輪を僕が描いているので、一穂は少し小さめの輪を描く。ときどき真ん中ですれ違う。リボンは一穂といい感じに相性が合ってるようだ。

BJが真ん中に来たとき一穂の側に行こうとしたことがあった。それはBJが競技などでする8の字を描くこともできるので、ついそんな気になったらしい。さすがは競技馬だ。でも今は違うよ。
馬場の真ん中の線に接する輪乗りを大小二つの輪でやる。正しい方向の指示によってきれいな輪を描くことが課題。腕を手前に引かず、前で手綱を操作すること、との注意。方向を指示するのに、行こうと思う方向を手綱を引くことなくわずかに左右に出すだけで指示ができるという。右に回るなら、右手をわずかに前、左手を少し後ろにしてやや右へ出す。左の手綱が少し首に掛かる。両手で作った斜め右前に向かう平行線の中へ馬が進んでいくようになる。お、いい感じ。高橋さんが、『手がとてもよくなりました!』と褒めてくれた。きれいに輪に乗って駈歩している。こいつはご機嫌だぜ。いい気になって続けてたら『一度止めて休ませてください!』あ、そうだった。動作がいいときに一度休みを入れるんだった。

何度か繰り返していくうちにだいぶ感じが掴めてきた。この前初めてやった急ブレーキも駈歩からのは結構うまくいくかな。まだなかなか沈み込むというのができてないか。『重心を沈み込ませるときに下を見ないで斜め上くらいを見てください』なるほど、いつも止まる地点を気にして下を見ていたな。

馬は乗り手の重心の移動でも速度を変えたりする。前に重心=加速、後ろに重心=減速という具合。
一穂も駈歩がだいぶうまくなったみたい。始めは重心がかなり後ろに行っていたけど、自分でいろいろ座りを変えてみていたらしい。全体に力が抜けてきていい具合。

歩調を駈歩から速歩に下げるのが僕もなかなかうまくできず、止まってしまったり常歩まで落ちたりするんだが、一穂もその加減に苦労していた。でも落ちすぎたらまた戻せばいいんだ、くらいにおおらかに構えていればいいみたいだぜ。とりあえず止めたいときに止められればいいのさ。

一穂がその止まりを練習している。お!ざっ!と止まるのもやってるじゃないか。なかなかやるねぇ。こりゃ、あっという間に僕よりうまくなるな。
初めてウェスタンの拍車を付けたとき加減が解らずに強すぎて、うまく使えないからしばらく外していた。高橋さんの留守の時だ。高橋さんは始めから『どんどん使ってください。言うことを聞かなければボコボコボコとやっていいです』なんか高橋さんに言われると勇気が湧くんだよなぁ。何でもできそうな気になる。実際何であんなに苦労したのかなっていうくらい、今では拍車も使ってる。
一穂の乗ってる姿はどちらかというとブリティッシュかなぁ。いや、でもウェスタンでもかっこいいよ。今までなかなかこれといって続けられるスポーツや趣味がなかった。僕は割合スポーツが得意だったから何をやってもそこそこできた。特にバレーボールはかなり好きで、中学高校の間はかなりやった。だから一穂がなんだか一つの種目が続けられないのが不満だったんだ。

それでもママと3人で山へ一緒に行ったのはよかったな。登山は僕たち家族みんなで楽しめる趣味だった。このごろはちょっとご無沙汰だけど、また行きたいよね。若かりし頃みたいに南アルプスなんかはちょっとしんどいけど、低山を落ち葉踏んで歩くのなんかはいいよ。僕たちはみんな自然が好きなんだよね。一穂もディズニーランドより西湖の方が・・・あ、誰かさん、ディズニーランド狂だったなぁ。ごめんね。

馬と僕たち家族はいい出会いだったと思う。みんなで続けたい。
中身の濃いレッスンをしっかり受けて充実感に満たされる。そうだ、この前教わったスピン、どうするのか忘れてしまったのでもう一度教えてください。『じゃ、一度ボクがやってBJにも思い出させましょう』片手で持った手綱をわずかに左前へ出す。舌鼓でもう回り出した!それでよければなにもしない。早く回したければ外の脚(拍車)で軽くコンコン。なるほど・・・やってみるがなかなかうまくいかないや。どうも手綱を引いちゃうんだなぁ。体もよじっちゃう。つい自分が回ろうとしてるんだ。

2鞍続けて乗って昼休み。朝買ったサンドイッチの残りとパディのホットドッグ、コーヒーを頼んで簡単に済ませる。そうそう、4月からはハンバーガーが始まるんだって。楽しみだね。

午後は僕はネリ−に、一穂は引き続きリボンに乗る。

ネリーはBJと違って駈歩の手前は間違わない。正しい手前の揺れを感じるにはいい。右手前、左手前とも、なるほどという感じ。うまく言えないけど、体が楽な感じがする。これはもっとうんと乗っていくうちに明確に感じられるようになるだろう。今日は締めとしてネリーに乗れてよかった。高橋さん、さすがに考えてくれてますね。

今日はとにかく充実して楽しかった。高橋さん、ありがとうございました。
一穂と一緒に乗りに来られるのは休み中か日曜だけだ。でもできるだけ誘いたい。一穂も家族会員になってくれたら1回ごとの費用は安くて済むんだけどなぁ。まぁ、そのうちにな。

この次は4月2日にナベちゃん路ちゃんと来る。ほんとは今日は予定外。突然その気になって一穂と来たんだが、すばらしい1日になった。次回、また一穂も一緒に来ようよ。続けてやると感覚が掴めていいぜ。

それはそうと僕も一穂も今回は実によく駈歩したから、お尻がすりむけた・・・次回まで日があんまりないんだ。治るかなぁ。

僕は通算45鞍、一穂は9鞍、チャーリー、ミルク、かずちゃん、リボンで4頭目。
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