乗馬日記
夢だった乗馬…ついに現実に!富士の山荘の直ぐ近く、Paddy Fieldに入会。


2008年12月6日 いよいよ本番

10時半を少し回ったところで競技が始まった。最初はトレイル・ノービス・アマチュアクラス。ベテラン道白さんご夫妻と新人の望月さんが出場した。パターンの配置は僕たちのと同じだが、少し歩様が違う。どちらかというと駈歩発進が2度ある我々のパターンの方が難しそうだ。ただバックはコーンをジグザグにクリアするので遙かに難しいコントロールが要求される。夏の競技会でトレイル全クラス制覇のミスディはさすが、余裕の勝利。ご主人は競技慣れしていないファドを操って2位、望月さんはブリティッシュからこちらへ移られて間もないけれど落ち着いたコントロールで見事、最後のボックスで回転オーバーが惜しい。
左から、道白弘子さんとミスディ、望月さんとサンダー、道白義雄さんとファド。
続いてトレイル・グリーンホースクラス、エントリーは5頭。いずれも競技会デビューの馬たち。パディからスムーザ、ジェリー、ブルームーミン、ほかのクラブから2頭の参加があった。
出場順に上左、スムーザ&久田さん、上右、ジェリー&僕、右、犬木さん、下左、ブルームーミン&隈元さん、下右、井原さん。

初めて競技会に臨む馬たちは様々な技術を新たに教わって練習してきた。はじめはただ人を乗せて歩くだけでも難しかったような馬も、だんだん落ち着いて乗り手からの指示を気にするようになってきた。馬の性格は様々で、怖がりもいれば積極的なのもいる。やる気のないのや気が逸るのや・・・それによってやる気を起こさせなきゃいけなかったり、落ち着かせなきゃならなかったり・・・

とにかく馬の気持ちを読みながら日々トレーニングしてきた。できなかったことが少しでもできるようになればうれしい。そして晴れの舞台でどこまでやれるか。馬との信頼の絆を頼りに本番に臨む。
みんな一生懸命にやったと思う。ほかのクラブから来てくださったお二方と2頭は慣れない馬場で練習も少なかったかも知れない。健闘してくれたけれど犬木さん4位、井原さん5位。

パディの3頭3名は細かいコントロールや落ち着いた動作というトレイルに必要なことを丁寧に練習し、いいパフォーマンスができるように準備した。そして本番の緊張の中で、落ち着いて力を出し切ったと思う。
1位スムーザ&久田さん(62.5)、2位ジェリー&僕(62.0)、3位ブルームーミン&隈元さん(55.5)。

このあと初めて競技に参加する人のトレイル・グリーンクラスがあって昼休みになった。午後は新競技種目のウェスタン・ライディングにカオリンさん&ダブル、小倉さん&BJが出て、見事なフライングリードチェンジを披露してくれた。最後にウェスタン・プレジャーに道白弘子さん、中代さん、渡辺さんのほか会員の方や他のクラブから参加された方も含め7名7頭で優雅な姿を競い、やはり圧倒的気品の高さでミスディの道白弘子さんが優勝した。

松永(カオリン)さんとダブル

小倉さんとBJ

道白弘子さんとミスディ

渡辺さんとキャロライン

中代さんとバーニー

最後にプレジャー参加者が並んでジャッジのチェックを受ける。
トレイル・グリーンホースクラス、ジェリーと僕のパフォーマンス!
ほかの馬の演技を見る間じっと待っているのが結構長いが、ジェリーは落ち着いていた。以前のジェリーならきっとそんなに長くじっとしていられなかっただろう。ひささんとスムーザの演技が終わってさぁ、行こう!

ゆっくり並歩で入場してすぐに速歩、ここからが演技。できるだけゆったりペースに押さえたつもりだがもっと遅くできればもっと良かった。S字(スラローム)はチップ(かすり)で減点0.5。続いてバックへ。
心配したバックの入りはうまくできた。ゆっくり落ち着いて位置を修正しながらバックさせ減点無し。
駈歩発進(右手前)も心配の箇所だったがうまく出せた。クロスしたログを駈歩で越える。チップで減点0.5。
速歩に落として3本のログを越え、並歩に落としてゲート通過、この間にチップで減点0.5。
ブリッジはうまくできたと思ったが、チップもしくは踏んづけたかで減点1。ジャッジのロディさんの目が光る。
もう一つの難所、駈歩発進(右手前)とすぐ鋭角にカーブ、ログ越えへ。2本を斜めに越したら右へ回り込みながら速歩に落とし同じ2本を交差するように斜めに越える。歩様はうまくいったがチップもしくは踏んづけがあり駈歩で減点1、速歩で減点0.5。
ボックスは手前で完全に並歩、停止からゆっくり入り、要所ごとじっと停まって落ち着きを見せた。
小さいボックスに入るのに派手にログを蹴飛ばしたのは痛かったな。あんなにゆっくり落ち着いてやったのに何で蹴飛ばしたんだろう。でも回るのは小さなジェリーは得意、難なくこなしてじっと静止してからゆっくり出てフィニッシュ。
最後までジェリーは落ち着いていい演技ができた。偉かったね。チップがもう少し少なくなるようにきちんと足元を見ることと足を上げること、気を付けような。

チップの減点のほか、ジャッジの印象点で2点減点があった。僕たちとしては初めての挑戦(ジェリーは競技会初出場、僕は初めて自分で馬をトレーニングした)は最高のできだったと思う。いろいろな好条件が重なっての達成だと思うけれど、細かく指導してくれた師匠の高橋さん、いつも暖かく僕たちを見守ってくれたカオリンさん(精神面でとても心強かったんだ)、そしていつも馬の世話や馬場の整備、そして明るいパディの雰囲気作りに大働きのスタッフのみんなに感謝です。もちろん先代オーナー賢さんの命日を記念してすばらしい機会を設定してくれたちんさんにも。
ちょうどいい具合に仕事の隙間ができて山荘に居続けることができ、連日ジェリーとの練習に励むことができた。いままでこんなに一定期間中にまとめて練習できたことはない。昨夏の乗馬三昧のときだって特に目標があったわけではないから、いろいろな馬に乗っていろいろなことを少しずつ練習していたんだ。今回はトレイルに出ること、そしてジェリーと一緒にいい馬、いい乗り手を目指すことが目標だった。成績はどうでも、とにかくどこまでやれるか試したかった。そしてやればやるほどジェリーの可能性の大きさに驚き、自分もまたジェリーとならできるという自信が持てた。ジェリーに乗るとそれまでの自分とは違うおおらかな気持ちの自分を発見する。ジェリーと出会えたことは僕の乗馬人生でものすごく大きな収穫だと思う。これからさらに目標を持ってジェリーと一緒に成長したいと思うんだ。
ほんとは優勝者が撮る場所だけど僕たちも撮ってもらった。
表彰式、打ち上げパーティーはゴールドラッシュで楽しく行われた。ジャッジのロディさんは日本のウェスタン乗馬の草分け的存在、彼らがいなかったら今の我々はない。細かい批評のほか馬について、いろいろな話を伺うことができた。僕の考えていることもいろいろお話ししたが、特に今回ジェリーとつきあいながら感じた馬との心のふれあいの大切さは、ロディさんの最も大切に思っていることだった。また馬から学んだ多くのことが人生の至る所で考え方の基本として役に立つことも興味深い。

いい天気だったが一日外で過ごした身体は芯から冷えた。僕の差し入れた大根と豚バラ肉のキムチ煮込み鍋がとても好評で、みんながお代わりして食べてくれたのでうれしかった。

ジェリーとの新たな目標は、ジェリーがさらにトレイルの練習を通じて落ち着いたいい馬になること。さらに駈歩を安定させ、フライングリードチェンジが確実にできる馬にすること。いずれにしてもジェリーとの親しいつきあいは続けたい。きっと今までより積極的にパディに通うことになるな。どうぞ今後ともよろしくお願いします。


写真家岩澤深芳さんの撮ってくれた僕の雄姿も見てください!こちら
MY FAMILY &
PHILHARMONIEKAMMERENSEMBLE
乗馬index