乗馬日記
夢だった乗馬…ついに現実に!富士の山荘の直ぐ近く、Paddy Fieldに入会。


2009年11月12日 秋深まってジェリーと再会

夏の八ヶ岳が終わって、確かに仕事が忙しくもあった。でもそれ以上にエンジンを吹かしすぎて失速した感の方が強かった。ジェリーに乗るのも、顔を見るのすら辛かった。ジェリーに対する想いが冷めたわけじゃない。ひたすら競技会目指して何か見失っていたものがあったんじゃないか。結果にばかり目が行ってたんじゃないか。

8月と9月に少しは乗りに来たが、夏休みの最後には何となく気の乗らない乗馬のあとぎっくり腰になった。実際一人では動けないほどひどかったが、幸いママがまだ学校が始まらないときだったから国立劇場まで送り迎えしてもらって何とか仕事には穴を開けずに済んだ。

怒濤の9月10月を乗り切って11月半ばにやっと休みが取れたところで、久しぶりに乗りたいという気になってパディにやってきた。秋が深まっていた。
僕が来られなかった間、ジェリーには同じアパルーサのバーニーのオーナー、尾中さんがよく乗っていらしたと伺った。ほかにも上手な会員さんがときどき乗って、だんだんジェリーも人を乗せる馬としての経験を積んできているようだ。

雨のあとで運動が足りていないので少し回して発散させる。ある程度馴染んだところで馬装する。2ヶ月半もほったらかしだった鞍は埃で真っ白になっていた。
最初やや落ち着かなくて乗る前に動いてしまうが、ジェリーは前にもそんなことはよくあったから僕も別にあわてないさ。無理して乗らずに落ち着くのを待って頃合いを見てさっと乗る。

こちらも久しぶりだからいろいろ思い出しながら一通り動作の復習をしてみる。最近受けた注意は馬の顔の向きだったな。回る方向に合わせてやや内側を向くようにする。どうもうっかりすると外の手綱を首に当てようとして引きすぎるときがある。それでジェリーがやや外向き加減になってしまうんだが、それはよくない。
ジェリーの歩様はずいぶん落ち着いたんじゃないかな。駈歩のスタートももう爆発ダッシュはしなくなった。あとはログを越えるときなどにもっと注意深く足元を見て蹴飛ばさないようにならないといけない。駈歩でログを越えるときに僕も一緒にタイミングを見て運んでやるようにすると連続でもうまく飛べるようだ。いつも行く手の状況を先取りして馬と一体になって動作することが肝心だ。
相変わらず小回りはよくきくから楽しい。次々指示を出して方向を変えることを連続するとジェリーも次はどうなるんだろう?と神経をこちらへ向けてくる。馬の状態を見て、気が反れていると思ったら余計なことを考える暇を与えないことだ。

久しぶりだから一鞍が結構長く感じられた。大丈夫、ジェリーは少しずついい馬に成長しているし、僕のことも忘れていない。むしろ僕がジェリーだけじゃなくていろんな馬に乗ってもっと馬のことをよくわかるようにならなきゃ。ジェリー、ありがとう!今日はもう休んでいいよ。
寒い日だった。一鞍ジェリーに乗ったあと、身体が冷えないうちに続けてもう一鞍乗ることにした。なるべくタイプの違う馬にしよう。師匠に相談してファドに乗ることにした。まずはファドの苦手の左手前を意識しよう。

ジェリーに比べて大きなファドは鞍を載せるのも鐙に脚をかけるのも一苦労だ。今日は雨上がりの馬場だから気の毒だけど、ほんといつ見てもファドの毛並みはきれいだ。そろそろ冬毛も生えてきてふわっとした手触りが気持ちいい。

少し慣らしたあと、慎重に腰内をして左手前を出す。これまでよくいろんな人が乗るところを見ていたから、ポイントはわかっていた。充分我慢させてしっかり腰内ができたところで出せば左手前もできる。
何回かはうまくいった。ところがどうも厩舎に近い出入り口辺りに来ると右に流れて首をくねらせ始めた。そうなるとコントロールがしづらい。何度もそこへ来るたびに同じことの繰り返しになる。師匠がこのようなときの手綱の使い方を指導してくれた。馬が勝手なことをしているときに、こちらに気持ちを集中させ従順に従わせるようにし向けなければいけない。前に出しながら両手綱を均等にゆっくり引き馬の首がまっすぐに手綱の間に入って顎を引く形になるようにする。この形は馬の従順な態度の現れだからこのときに指示を出せば何でもうまくいく。
師匠が手本を示してくれるとなるほどと思うが、実際にやってみるとなかなかうまくいかない。前に出すことと手綱を引くことのバランスがうまくいかない。なかなか前に出ないから少し強くすると駆け出しそうになる。今度はつい手綱を強く引きすぎたり片引きになったりする。馬は動転してばたばたと言うことを聞かない。
動く馬の上では何でも動作を穏やかにすることが難しい。でも一呼吸おく余裕を持って力みを抜けば馬も安心する。だんだんこつが飲み込めてきた。形が整えば左手前もさほど難しくはない。
ファドはレイニングのストップができる。止まる合図はウォーの声とそのあとすぐに脚を前に踏ん張るようにすること。これはファドとネリーに共通の止まる合図とのこと。馬によって合図が多少違うし、止まり方もいろいろだ。ジェリーもこういう止まり方ができるようになるだろうか。

教わった止まり方を試すが、声と脚のタイミングが微妙だ。それとできるだけその瞬間まで馬に悟られないようにしないと、合図より前に減速してしまって一気に止まる感じが出ない。

こちらは止めるときについ下を見てしまう。するとうまく止まったときには前につんのめってしまう。視線は斜め上。そうあの辺りを見て。
いろいろと新しいことも学ぶことができた。ファドくん、ありがとうね。
『ふぁー!』

今回一週間ほど山荘にいたが、天気があまり安定しなかったせいで飛び飛びに4回パディに行って乗った。ジェリーには毎回一鞍、ファドとマックスにも乗ってジェリーとは違う特徴も感じられた。マックスは反撞が大きくダイナミックな乗り心地だが、ややまだコントロールが不安定だった。繰り返し何度か乗れば慣れるかな。

腰や背中もまだ完全ではないようなので、あまり無理せずぼちぼち乗るのが良さそうだ。12月はコンペがあるが僕は出られない。みんなが練習しているところに少し参加させて貰えたらいいかな。
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