第8回クロスクラブコンサート


2006年4月2日(日)


第8回クロスクラブコンサート
2006年4月2日

“たっぷりブラームス”第2弾

ブラームス チェロソナタ第2番 ヘ長調 作品99
ブラームス クラリネットトリオ

チェロ    黒川正三
ピアノ    黒川文子
クラリネット 杉山伸




午前中からリハーサルやパーティーの準備であわただしいクロスクラブコンサート当日ですが、早々と咲き始めた桜が散ってしまわないかと心配していただけに、まずは庭を見てひと安心。
心配した雨もなんとか最後まで降らずに待ってくれました。
たっぷりブラームスの2回目として晩年の大作、チェロソナタ第2番とクラリネットトリオを演奏します。

クラリネットの杉山君とは以前にもこのトリオを協演していますが、お互いあれからいくつか年を取っての再演、楽しみです。

ソナタ第2番も家内と演奏したのはもう10数年前です。難しさばかりが印象に残っていてなかなか演奏しようという気になれませんでしたが、今回は曲に対する共感がとても強くなっているのに自分でも驚きました。

内容の濃い作品に最後まで真剣なリハーサルをしました。音の漏れ出る庭では美しい花たちがじっと聴いています。
皆さま、本日はようこそおいでくださいました。

プログラム一曲目はチェロとピアノのためのソナタ第2番です。

第1番に比べてチェロの音域が広がり、技術的にも難しく高い表現力が要求されます。

調性について少しお話ししました。
“第1楽章はヘ長調で始まり、第2楽章は嬰ヘ長調の愛情あふれる楽章、悲しみの激しい感情が爆発するヘ短調の第3楽章、そしてよろこびあふれる第4楽章でヘ長調に戻ります。”

言い忘れましたが、ブラームスの命日は4月3日、明日でした。1897年のことです。
70名を越す大入りのお客様でサロンは熱気が充満しています。後半は窓を少し開けたままにしました。

トリオを含めてブラームスの最晩年の作品に4曲ものクラリネットの名曲があるのは、すばらしい表現力と技術を持ったクラリネット奏者ミュールフェルトの演奏に接したことに因ります。創作力の衰えを自覚して大作はもう書くまいと思っていたブラームスにこれほどの大作を書かせたのは、よほど優れた演奏家だったのでしょう。またクラリネットという楽器もすばらしい印象を与えたのですね。
東京フィル首席の杉山君とは、1月のオペラシティのコンサートでクインテットを協演しました。すばらしい音楽性と音色を持った奏者で、私はたいへん信頼し尊敬しています。

モーツァルトのクラリネットの名曲、協奏曲と五重奏曲がブラームスがクラリネットの名曲を生み出す上でかなりの影響があったという話、実際にテーマの共通点などを音を出して解説してくれました。

このトリオでの協演は2度目ですが、彼とは繰り返し演奏してより深く追求したい曲です。
コンサートが終わって、いつものように庭でのパーティに移ります。桜とコブシの下でかわいい鉢植えの花たちもお客様と私たちを迎えてくれます。

今日のパーティではおいしい手作りのパウンドケーキやサラダにハーブのお茶、挽きたてのコーヒーとワインをお楽しみ頂きます。




今回は雨を心配して少しあわただしくパーティを始めてしまい、パーティにご協力くださったスタッフの方々をご紹介できませんでした。HPで改めてご紹介させて頂きます。
今日のすてきなお菓子やサラダを提供してくださったのは、フィルハーモニーカンマーアンサンブルのお客様で今までのコンサートに皆勤賞でいらしてくださっている山崎万里さん、そしてお友達の関本順子さんです。
山崎さんからのメッセージ;今回、今井さん(メディアチャパ)からのご依頼で何故か私がパーティーのお手伝いをすることになりました。今回のメニューの焼菓子すべて私の友人である関本順子さんのアドバイスとご指導のもと作らせて頂きました。90名近い方のお菓子を作れましたのも彼女のおかげです。心より感謝申し上げます。

メニュー;
・パウンドケーキ(抹茶&甘納豆、オレンジピール、ナッツ&ドライフルーツの3種)
・チーズケーキ  以上、関本さん

・パウンドケーキ(クルミ&レーズン、ココナッツ&バナナの2種)
・日本酒のケーキ
・桃のクリームババロア
・ベーコン、シメジ、ほうれん草のキッシュ
・スコーン(手作り苺ジャムと生クリーム添え)
サラダ3種(和風シーザースサラダ、生ハム、大根、水菜のサラダ、フルーツサラダ)
・帆立のディップ(クラッカー付き)
・ココナッツマカロン
・ラスク

ハーブのお茶はNPO日本コミュニティーガーデニング協会提供です。第5回にすてきなお料理とお菓子を出して頂きましたが、次回9月17日の第9回でもお願いしています。

今日の香り高いコーヒーを入れてくれたのはフィルハーモニーカンマーアンサンブルのステージマネージャー宮本岳人君です。彼は東京フィルのステージセッティングなどの仕事の傍ら楽員のためにおいしいコーヒーを入れてくれるセンスのいいスタッフの一員で、フィルハーモニーカンマーアンサンブルのステージマネージャーとしては1月のオペラシティで、コーヒースタッフとしては今日がデビューでした。

今回初めてお客様の手作りでパーティをさせて頂きました。ホームメイドもお楽しみいただけたのではないでしょうか。今までにもチャパの今井さんお手製の薫製やハムをお出ししたこともありましたが、より親しさを増すこのような手作りパーティーもときどき企画したいと思います。

これからのクロスクラブに“おもてなし大好き”な方のご参加を募りたいと思います。ご自慢の手料理やお菓子など、一品だけでも大歓迎です。お申し出をお待ちしています。我こそはと思われる方、ご連絡はこちらへお願いします。
風に桜が散り始め、何となくお天気が怪しくなってきました。おしゃべりは尽きませんがそろそろお開きにしましょう。今日はどうもありがとうございました。次回またお目に掛かりたいと思います。9月17日(日)2時にお待ちしています。皆さまお誘い合わせでどうぞいらしてください。

MY FAMILY &
PHILHARMONIEKAMMERENSEMBLE