第10回クロスクラブコンサート

2007年5月20日(日)


2002年9月23日に第1回を始めて以来、毎年春と秋に続けて参りましたクロスクラブのサロンコンサートが2007年5月20日に第10回記念コンサートを迎えました。毎回大勢のお客様をお迎えして、フィルハーモニーカンマーアンサンブルの仲間たちと室内楽の名曲を演奏してきました。そして演奏のあとは庭のアカシア、コブシ、桜の大樹の下で素敵なご馳走とワインを皆さんと一緒に楽しんできました。

今回、第10回は私が初めてひとりで無伴奏チェロのレパートリーを演奏しました。バッハとコダイ、いずれも難曲であり名曲です。そして芸大の同級生で作曲家、石黒晶君の絃歌三章は私がとても気に入って何度も繰り返し弾いている作品です。

ゲストとして石黒君は西宮から、もうひとりいつもポスターのデザインをしてくださっている中村美香さんはわざわざ山口県宇部から駆けつけてくださいました。お忙しい中、遠路ありがとうございました。
サロンの中に素敵な花が飾られて、演奏する場所の雰囲気を明るくしています。今回は今までと反対にお客様が庭のほうを向くようにセッティングしました。庭のすがすがしい緑を背景に聴いていただいたチェロの音色はいかがだったでしょう。

庭にはこれまでに美香さんに作っていただいたポスターが並びました。こうして並べてみるとどれもとても素敵で、しかもフィルハーモニーカンマーアンサンブルの足跡をたどることができます。




厨房ではNPOコミュニティガーデニング協会の皆さんが香りのいいハーブをふんだんに使ったお料理、特に今回は工夫を凝らしたハーブのお寿司を作ってくださっています。
第10回を記念して・・・

今日のためにチャパの今井さんが用意してくれたワインです。

ほかにこんな素敵なのも・・・
          
庭のテーブルの上にもたくさんの花が飾られて、木漏れ日の柔らかな光の中で目を引きます。
お客様もそろそろ揃われたようです。









                            ・・・出を待ちます。
チューニングをして・・・
今日はようこそお出でくださいました。皆様のおかげで本日第10回を迎えることができましたことを大変幸せに思います。

いつもは仲間たちと楽しく室内楽を演奏しますが、やはり無伴奏はたいへんです。でもチェロという楽器ひとつでこんなにも豊かな表現ができるということを知っていただきたいと、今回は特に私の好きなバッハの第4番とコダイを選びました。そして現代の作曲家、石黒晶氏は私と同級生ですが、彼の無伴奏チェロのための絃歌三章はどこかに懐かしささえ感じる、素朴で暖かい作品です。


ではバッハから演奏いたします。
あ、どうも。ちょっと前を失礼します。
作曲家石黒晶君をご紹介いたします。どうぞこちらへ!



絃歌三章は繰り返し演奏しながら新たな発見をする楽しさがあります。作曲家からじかに意図を聞いたり、あるいはこちらの演奏や考え、解釈が作曲家に新たな創造を促すこともあり、現代を生きる作曲家と演奏家という立場はお互い影響しあっておもしろいです。
絃歌三章について・・・

作曲家の頭の中にはいろいろな音のイメージや景色や色や光や、あるいは感情が詰まっているようですね。その人の人生体験の中で蓄積されたものがふつふつと湧き出てくるんでしょうね。でも演奏家もまた自由にイメージを持っています。演奏家もその人生から得たものをたくさん心に蓄積していますからね。見たものや触ったものはそのものでしかないですが、心に描くものは自由ですから、それがある作品を通じて共感できるというのはすばらしいんじゃないですか。
石黒晶 絃歌三章

T To Taiyuan 太原へ
U Morin-huur モリン・フール(馬頭琴)
V Ostinato   オスティナート


石黒晶HP



2005年11月17日千葉のさや堂に於いて絃歌三章のレコーディングをしました。
〜〜〜休憩〜〜〜

後半は無伴奏チェロの表現の可能性を最大限に駆使したコダイの無伴奏チェロソナタ。
私にとってはとても重いプログラムでした。お客様にはお楽しみいただけたでしょうか。

さて、ここでもうひとりすばらしいゲストをご紹介いたします。フィルハーモニーカンマーアンサンブルのポスターをいつもデザインしてくださっている中村美香さんです。私は以前仕事で通りがかりに宇部に寄って一度だけお目にかかっています。いつも私のHPや曲目からイメージして素敵なデザインをしてくださっています。今日はわざわざ宇部からありがとうございました。

さあ、庭でパーティを始めましょう。今日も素敵なお料理が用意されていますよ。
季節ごといつも素敵なお料理とハーブティを用意してくださるNPOコミュニティガーデニング協会の皆さんはもうすっかりクロスクラブではおなじみになりました。一口サイズの食べやすいもので、見た目も美しく、香りがよくておいしくて、種類も豊富なのでワインを飲みながらあれこれつまんで楽しめます。
作品に囲まれて中村美香さんとツーショット!
一日気持ちのいいお天気に恵まれ、クロスクラブの庭は楽しいおしゃべりと笑顔があふれました。
お客様がお帰りになった後、スタッフで打ち上げをしました。苺のショートケーキには蝋燭が5本立ちます。1本目はクロスクラブコンサート10回を記念して、2本目はクロスクラブオーナー山口さんへの感謝、3本目はフィルハーモニーカンマーの仲間たちへの感謝、4本目はスタッフのみんなへの感謝、そして最後にこの5月24日にひとつ年をとる石黒君のHappy Birthdayに・・・みなさん、ありがとう!おめでとう!乾杯!!!
楽しく打ち上げをして、あたりも暗くなりました。空には三日月と金星が向かい合って出ていました。今日もいい一日が過ごせたことを幸せに思いました。


ひとつの節目を越して、クロスクラブサロンコンサートはこれからも皆様とともにますます楽しい時間を過ごせる企画を続けて行きたいと思います。

MY FAMILY &
PHILHARMONIEKAMMERENSEMBLE
クロスクラブ