一穂のページ

一穂のページindex

一穂が入寮後初めて帰宅したゴールデンウィークはあっという間にすぎてしまいました。でも本当に充実した寮での毎日を楽しんでいる一穂の様子を知るのは幸せな気分でした。一穂が撮ってきた写真はとてもゆっくり見ることはできないほどたくさんで、いずれ一穂自身が整理したらこのページに載せたいと思います。今回は寮に戻るときに送りがてら見てきた学校の様子を綴ってみました。


4月29日〜5月5日 初めての帰宅

入学式の日に寮生活が始まって4週間が経ちました。この間、毎日が楽しく新鮮であったようです。2度ほど電話をかけてきましたが、話したいことがありすぎて電話口の向こうから興奮が伝わってくるようでした。“写真もいっぱい撮ったから今度帰ったら見せるよ。”という声からも、目に写るものが全て輝いて見えるという驚きと感動が感じられました。

4月29日ゴールデンウィーク初日、私は軽井沢に翌日オープンする大賀ホールのオープニングコンサートのリハーサルのために11時には家を出なければなりませんでした。出かける前に一穂が帰ってくるかと期待しましたが、電車を乗り間違えて遅くなったと電話があり、再会は翌日夜までお預けになりました。

30日、コンサートのあと帰宅したのが夜10時過ぎ。たかが一月足らずのことでも初めて離れて暮らし始めた一穂の帰宅はうれしかったです。パソコンにいっぱい詰まった写真を見せながらいろいろと話してくれる様子が、なんとも生き生きしていました。あぁ、いい学校に入ったんだなと安心しました。

5月1日も私はマチネの定期演奏会があり、なかなか一穂と一緒に過ごせません。でもこの日は夕飯を外ですることにしました。近くのメキシカン家庭料理店はうちのお気に入りです。お店には一穂が必ず覗くアクセサリーのショーケースがあります。入学が決まったときもここで食事をしましたが、気にいった銀の指輪を買おうとしたらお店のママさんが入学祝いにとプレゼントしてくれました。この日も顔を見るなり“帰ってきたの!どぉ、楽しくやってる?”と聞いてくれました。料理の味もとびきりですが、この家庭的な雰囲気が好きです。

2日から5日までは毎日柔道部の部活がありました。普段通学がないので、片道1時間以上の移動はたいへんです。それでもお弁当を持って張り切って出かけていき、夕方元気に帰ってきました。こちらも仕事で毎日出ていたのでそれぞれ自分のペースで過ごしました。4日はまた軽井沢に日帰りでコンサートでしたが、10時過ぎに戻ると今夜が最後だからというので家内と二人で食事をせずに待っていてくれました。遅くに家族3人での食事をしました。

5日は帰寮日、荷物がそこそこあるので送っていくことにしました。私もやっとこの日は休みになったので、少しのんびりした気分で出かけました。
私にとっては久しぶりだったので、“やあ、緑が濃くなったねぇ。”などと話しながら学校の門をくぐったのですが、一穂は2日からすでに柔道部で毎日来ているし、家に帰っていたのもほんの数日ですから、“うん、そうだね。”と言う様子がすっかりこちらの住民になっていて、家から学校に帰ってきたという感じでした。

入学式に見頃だった桜はすっかり葉桜になり、花のあとのもじゃもじゃした房が盛んに散っていました。代わって八重桜が、これももう盛りは過ぎていますがまだきれいで、風が吹くと花吹雪が見事です。

柔道場の前にまさに紅一点という風に。ヤマツツジかな。


見上げるとまだ葉の薄いところへ陽が透いて、そのフィルターを通した光は柔らかいな。

ミツバウツギ?

真夏には強烈な太陽を適度に遮って気持ちのいい木漏れ日となるのでしょう。

キンポウゲ?

野いちごのたぐいかなぁ。
いろいろな花や木が自然のままであって、私の好きなナチュラルガーデンのイメージにつながります。これからこの林や森を生かしたネイチャープログラムも始まります。
柔道場からさらに上へ上がっていくと馬場があります。入学式の時にはいなかった馬たち、やぁ、帰ってきていました。休みが終わるとじきに体育は乗馬が始まるのかな。よろしく頼むね、振り落とさないように。

反対側に回るとちゃんとこっちを向いてくれました。
柔道場は少し山道を登りかかった辺りにあって、我々が到着したときは寮の先輩の靴が一つあったけれど姿は見えず、たぶん宿題やってるのかなと、一穂は慣れた風にすたすたあがって柔道着に着替え軽く準備運動を始めました。

やがて先輩たちも来て開始時間までお弁当を食べたり宿題やったり、その間ひっきりなしに楽しそうな会話が飛び交っていました。私も上がり込んで一緒に楽しい時間を過ごしました。

時間に先生が見えていよいよ練習開始。柔道の経験が全くない私は興味津々、しばらく見せてもらうことにして端っこに座り込みました。準備体操のプログラムを次々にこなす生徒たち、なかなかきびきびしています。30分でしっかり汗もかいてから、続いての一人打ち込みはそれぞれに思い思いの技を50回ずつ。先輩はやはり形がきれいで動きも早いけれど、初心者の一穂はまだぎこちなく先生がポイントを指示してくれます。

小中学校ではさほど厳しい練習やトレーニングを経験してこなかった一穂が初めて本気で頑張っている姿を見ました。柔道部に誘ってくれた寮の先輩はとても気持ちのいい青年で、柔道に限らず運動の感は良さそうでした。一穂にはしっかりこの先輩に食らいついていってほしいなと思います。

1時間ほど練習を見せてもらって帰ることにしました。最後に黒帯の先輩二人に投げを見せてもらいました。

あらためてこの学校の恵まれた環境で一穂が過ごせることをありがたく思いました。豊かな自然が生徒たちの心も豊かに育てるのだと思います。なんだかとてもいい気分で学校をあとにしました。

MY FAMILY &
PHILHARMONIEKAMMERENSEMBLE