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一穂の学校にはいろいろとほかにはない魅力があります。特に一山全部を有する広大な自然に囲まれた環境は一穂には何よりありがたいことです。その広さと自然の豊かさを生かしたプログラムの一つに1年生の体育でとり上げられる乗馬があります。前期と後期に5回ずつ、馬の扱い方、引き方、乗り方などの基本を教わります。なんと言っても馬とのふれあいが命の大切さを教え、愛情を育てると思います。月曜日の5−6時間目にある乗馬の時間を是非一度みたいと思い、ちょうど仕事が休みだった5月23日に行って来ました。


5月23日 乗馬

昼過ぎを目指して車で出かけました。もう何回も通っている道なのですっかりおなじみになりました。学校が近くなるともう周りは濃い緑の山です。都会とは空気が全然違います。ここへ来ると私もとてもリフレッシュされます。

道が順調だったので少し早く着きました。受付に声をかけ見学の旨を話していると、ちょうどそこへ校長先生が出ていらして、時間まで少しの間お話しさせていただきました。一穂がとても楽しんで学校生活、寮生活を送っていることを感謝申し上げました。本当にこの学校に入れていただいてよかったと思います。

さて、時間になったので校舎から少し山を登ったところにある馬場に向かいました。少し前を生徒たちが楽しそうに歩いていますが、一穂は居ないようです。しばらく行くと後ろから走ってきた一穂が“よっ!”とど突いてきました。いかにもうれしそうな表情を見せる一穂に“楽しくやってるか?”と聞くまでもなく、こちらも楽しい気分になりました。

厩舎では馬たちが待っていました。生徒たちはそれぞれお気に入りの馬たちに近づいて、鼻をさすったり首をたたいたり、もうすっかり顔見知りになっているようです。
一穂は本当に馬が好きなんだなと、その様子から感じました。馬も一穂と会うのを喜んでいるように見えます。甘えたような表情がとてもかわいくて、一穂は大きなその顔に何となくレミ君の面影をみているようでした。

それにしてもやはり近くで見ると大きいです。普段レミ君は大きいと思っていますが、馬は顔がレミ君の胴の2/3くらいはあります。一穂はその大きな顔を抱くようにして気持ちを通じさせていました。
黄色いヘルメットを被ったかわいい騎手たち。広い馬場の1/4位を仕切って、5頭の馬に10人が2人ずつペアを組んで騎手と馬子になります。2人のインストラクターが指導してくれます。一穂は最初は馬子になりました。
馬は自転車やバイクとは違います。生きた動物です。気持ちを通じさせること、愛情をかけることが大切です。騎手はもちろん、馬子もことある毎に馬に合図を送り、褒め、労をねぎらいます。
馬に語りかけるような一穂の様子が、見ていて何とも暖かくいい雰囲気でした。

中には言うことを聞かない馬もいて、途中で止まってしまったり首を下げて草を探すような仕草をする馬もいます。でも一穂の牽く馬はとても素直に歩いていました。
学校の馬場は近くの乗馬学校の分場になっており、授業の途中から乗馬学校の生徒が馬場の広い側でインストラクターの指示を受けて練習を始めました。


さすがに先生は白馬に乗る姿勢も決まっていてかっこいい。
いつかかっこよく乗りこなせるようになりたいね。
騎手と馬子が交代。
乗るのにはまだ踏み台がいります。
準備完了!

いい気分!

はじめはゆっくり並足で。
早足になると結構揺れるから、バランス取ってリズムよく。馬との一体感かな。

よーし、いい子だ。

ありがとう!おつかれさん。
人と馬のつきあいには長い歴史があります。愛情を持って接すること、馬は機械とは違うんだ。
私にとっては入学式以来初めて会った一穂のクラスメートたち、もうすっかりなじんでいました。少人数なのでどの子もみんなお互いに存在を認め合っている感じです。にぎやかで楽しそうなクラスでした。見学の途中で担任の先生が見にいらしゃると、みんなは待ってましたとばかりわいわいと迎えます。男子が多いクラスに女性の先生ですが、生徒たちからはとても慕われています。

一穂が馬の鼻をさする様子を見ながら彼の優しさを感じました。すばらしい環境、頼もしい先生方、楽しい友達の中にあって少したくましくなった体に優しさを包み込んで成長していく一穂を、これからも楽しみに見守っていきたいと思います。
MY FAMILY &
PHILHARMONIEKAMMERENSEMBLE