一穂リポーターの『あちこち探索リポート』


探索その2
2000年7月24、25日三浦半島、和田長浜海岸
お父さんの夏休みがやっと始まった。でもぼくの夏休みと一緒の休みはほとんどない。せっかくの休みにもお父さんはフィルハーモニーカンマーアンサンブルのコンサートを入れちゃったりするんだ。それにいつだって練習しなければならない曲をたくさん持っているから、休みもちゃんとぼくと約束してスケジュールに入れておかないと無くなっちゃったりする。ったく、もー!

今回の探索のテーマは『海中』。目標はシュノーケルをマスターすること。マスクだけなら得意だけど、やっぱり水の中で息ができた方が楽しいと思う。海の中はいろんな生き物がいてとても楽しいし、地形も変化があって飽きないんだ。

うちから三浦半島は第三京浜と横横道路を使えば1時間半くらい。でも、今回はダイビングやキャンプの機材を富士の山荘から持ってこなければならない。約3時間半のロス。朝5時半スタート。三浦半島には今までにも何度か行ったことがあるけど、今回の長浜はお父さんが小さい頃よく家族みんなで行ったところだからお父さんは懐かしいんだって。海辺には無料駐車場があって、海の家の利用できる有料の方には当然止めない。砂浜はつまらないから右の方の磯の方へ行くことにする。風が強くて白波が立っている。黄色い旗が出ていて監視員が目を光らせていた(ホントはのんびり海を眺めている風だった)。

砂浜はキャンプ禁止だけど、さくより磯の側はOK。昨日買ったばかりのテントを張ろうとしたら風が強くてなかなかうまく行かない。お父さんと二人で苦労してやっと形になったと思ったとたん、突風にあおられてボキッ!柱が一本おれちゃった…がっかり。でも今日はなんとしてもここに泊まる覚悟だから、車で野宿することにした。実はこれが幸いしたんだ。夜になっても風はいっこうに弱まらないどころかますます激しくなって、そのうち雨が土砂降り、雷がピカピカゴロゴロ!!レミーが怖がってお父さんにだっこになっちゃたので、狭い自動車の中でまるで格闘しているみたいなことになった。でももしこれがテントだったらきっと外にいるレミーはずぶぬれで発狂しちゃうところだし、ヴィヴォだって大変だったろうと思う。それに真夜中に真っ暗な海辺でテントが壊れちゃったらそれこそ大変。最初に壊れてくれて良かったー。

←藻の付いた岩は滑りやすい。転んで負傷した。心配そうに見守るヴィヴォ。

話は戻るけど、テントをあきらめた後、日陰の場所を探したら岩が大きくくびれたところがあって、ちょうど真ん前が磯で波が岩で防がれて静かなところだったから、そこを基地にして遊ぶことにした。始めにお父さんからシュノーケルの使い方を教わって呼吸の練習をしたらすぐにできた。ライフベストを着けてぷかぷか浮きながら水の中を見た。息が水の中でもできるっていうのはすごく楽しい。水が濁っていたのが残念だったけどシュノーケルが使えるようになって楽しみが増えた。タイドプールにはカニやヤドカリがいたけど、ぼくはヤドカリがかわいくて好きだ。よく見ると毛が生えている。小さな巻き貝をつかまえてみたら透き通るような薄いふたを一生懸命閉めていた。サザエのふたとは大違い。それでも岩にへばりついて身を守っているんだ。

岩のくぼみの基地でくつろぐレミーとヴィヴォ。→


岩の一番高いところに展望台みたいに突き出ている場所があって、そこにくぼみが二つあってちょうど座れるぐらいだった。そこに座ると遠くが見えて気持ちが良かった。水平線が見えて、地球が丸いのが解る。遠ざかっていく船を見ていると下の方から段々見えなくと言う話を何かで読んだけど、なるほどね。


写真右の岩が展望台。→
↓突き出た岩の突先で波の音を聴く。


夕闇が迫る頃、食事をしたレストランのすぐ前の立石の海岸にて。↓
三浦半島に行くとたいてい行くことにしているお気に入りのレストランで夕食を食べた。ぼくはピザ、お父さんはスパゲッティ。たことイカのマリネやサラダもすごくおいしかった。今回もお母さんが一緒に行けなかったのがかわいそうだったけど、男ばかりの冒険はやっぱりおもしろい。波の音を聴いていると気持ちが大きくなるみたいだ。

バックナンバー/
探索リポート(番外編)

探索その1、2000年7月8日 鎌倉、江ノ島

index