季節のページ

季節ごとの植物や風景など、出会った喜びを残したいと思います。


2005/3/22-3 春のごちそう 箱根 山のホテル

一穂の入学、入寮を前に家族で揃って箱根に一泊旅行をしました。あいにく二日間ずっと雨でしたが、伊豆スカイラインを南下して行くともう桜の咲いたところもあり、新緑も出かかっていました。雨がたっぷり浸み込んだ大地に木々は生き生きと春を待っていました。伊豆高原の“ガラスと工芸美術館”を見て、ちょっとすてきなガラスのものを買いました。すてきなカフェでゆっくりとコーヒーとケーキをいただいて夕方芦ノ湖畔の“山のホテル”に着きました。2年前にも家族で一度泊まって気に入っているホテルです。私の父母も好きで、よく箱根に来るとここで食事したりお茶をしたりしました。本当はもう少し暖かくなったらツツジがすばらしいのですが、今回は一穂の入寮前にということでやっぱりここにしました。
部屋は落ち着いた雰囲気で、窓からは庭と湖が夕闇と深い霧に包まれてぼんやり幻想の世界のように見えます。
昨年銀婚式を無事に迎えましたが、結婚して最初の1年3ヶ月を過ごした目黒区五本木の生活、そのあとすぐからはウィーン留学生活が1年11ヶ月で、そこまでが夫婦二人の生活でした。帰国後は私の両親との同居で、父が亡くなった年に一穂が生まれ、その10年後に母が亡くなりました。今年一穂が高校に入り寮生活を始めると23年ぶりに二人の生活が再スタートします。
一穂がまだ2歳くらいの頃、ここのレストランのホタテのハンバーグ仕立てウニソースがいたく気に入って、うーむうーむと唸りながら食べました。ソースを最後までパンで拭き取ってお皿をなめたようにきれいにしてもまだ食べたそうに催促したほどです。

三人で食事をするときはたいてい私と一穂が並ぶのですが、珍しく家内と一穂が並びました。
メニューはシェフのお薦め料理
ちょっと待ち時間が長くなったらつなぎにとサービスしてくれたスペシャルオードブル
春の味覚を味わう4種のオードブル

その1、ホタテ貝のプロシェット
その2、風味豊かな蟹のフラン
その3、フランス産鴨肉の薫製
その4、セップ茸のタルティーヌ仕立て
ハーブの香るグルヌイユのクリームスープ
平目と赤座海老のメダイヨン風ヴァブール クミン風味の赤ワインソース
苺と柚子の氷菓子(左)

柔らかな仔牛のロティ ペリゴール風トリュフソース(下)
デザートはラウンジに移って

チョコレートのスフレとシャルトリュ−ズのグラス
マドレーヌやシュークリームなどの甘味とコーヒー
箱根に来る楽しみはいろいろです。お天気がよければ箱根スカイラインや伊豆スカイラインのドライヴは最高です。芦ノ湖を見下ろすお気に入りの峠からの展望や季節毎に違った表情を見せる富士山、爽やかな風になびく茅野の原などすてきなパノラマが次々に現れます。

美術館もたくさんあります。彫刻の森は広々して、作品を見る楽しみも建物の中だけではありません。外にもたくさんの彫刻があって、気持ちのいい野外の空気で見る大きな作品は何度見ても飽きません。常設のミロやピカソやムーアの作品は一見ユーモラスな中に作者の温かい心や平和を愛する思想が籠められているのを感じます。ポーラ美術館には印象派の作品があって、いくつもの展示室を巡るとルノアール、ゴッホ、ゴーギャン、モネなどおなじみの画家の作品にあらためて惹かれます。今回はシスレーやピサロの明るい風景画が印象的でした。外が雨だったせいでしょうか。

山のホテルは食事がおいしいのと庭がすてきなこと、部屋も落ち着いていていいし温泉も気持ちいいので気に入っています。湖に突きだしたティールームは雰囲気もいい上にケーキやサンドウィッチに紅茶もとてもおいしく、特にケーキはワゴンでサービスしてくれるのが見ていても楽しいです。
MY FAMILY &
PHILHARMONIEKAMMERENSEMBLE